
北アメリカ南部からカリブ海、南アメリカ沿岸の暖かな海や川に生息する大型の海生哺乳類。
丸みを帯びた大きな体と、ゆったり動く尾びれをもち、その穏やかな姿から「海の牛」とも呼ばれている。
体長は約3〜4m、体重は500kgを超えることもある。主食は水草で、一日の多くの時間を水中で静かに食事をしながら過ごす。肺呼吸を行うため定期的に水面へ浮上し、静かに息継ぎをする様子はどこかおだやかな雰囲気を漂わせる。寒さに弱く、冬には暖かい水域へ移動する習性をもつ。
近年は船との衝突や環境破壊の影響で数が減少し、各地で保護活動が進められている。