
インドネシアのスマトラ島やボルネオ島の熱帯雨林に生息する、現存するサイの中で最も小型の種類。
全身には赤褐色の粗い体毛が生え、厚い皮膚とあわせて原始的な雰囲気を漂わせている。深い森の中で単独生活を送ることが多く、その姿を野生で見る機会は非常に少ない。
体長は約2.5〜3mほど。木の葉や若枝、果実などを食べ、ぬかるんだ泥場で体を冷やしながら暮らしている。耳をよく動かしながら周囲を警戒する習性をもち、険しい山道を力強く歩く姿も知られている。
森林破壊や密猟によって数が激減し、現在は世界でも特に絶滅が危惧される動物となっている。