
中央アジアの高山地帯に生息する、寒冷地に適応した大型のネコ科動物。
灰白色の厚い体毛に黒い斑紋が浮かび、雪や岩場に溶け込むような美しい姿をしている。長く太い尾は体のバランスを保つだけでなく、寒さの中で顔を覆う保温の役割も果たしている。
体長は約1〜1.3mほど。険しい岩山を軽やかに移動する優れた跳躍力をもち、数mもの高さを飛び越えることができる。主にアイベックスやヒツジ類などを狩り、人目につかない場所で静かに暮らしていることから「山の幽霊」とも呼ばれている。
毛皮目的の密猟や環境変化によって生息数は減少しており、現在は国際的な保護が進められている。